
季節はずれのとんぼ

一気に季節が進み、とんぼの姿を見かけることも少なくなりましたね。
そんな中、先日ふと家の車に季節はずれのとんぼがとまっていました。しばらくじっと観察してしまいました。
とんぼは前にしか進まない虫。後ろに下がらないことから、「勝ち虫」と呼ばれ、縁起のよい象徴とされてきました。
兜や鎧にとんぼの意匠を入れた戦国武将も多く、「どんなときも前に進む」という想いが込められていたからだそうです。
とんぼは止まっているように見えても、羽を整えてまた空へ飛び立ちます。
私たちも、迷いながら少しずつ状況を整え、次の一歩を探しています。
思えば、母校の校章にもとんぼが描かれていました。当時は意識していませんでしたが、今ならその意味がわかる気がします。
すべてが順調に進むわけではない日々の中で、挑戦しては壁にぶち当たり、調整してまた進む。私もそんな経験をたくさんしてきました。
とんぼの季節は終わりますが、「また前へ進んでいく力」は、季節を問わず私たちの中に息づいています。
