価値観カード製作記|きっかけ

 

昨年のまちゼミで初お披露目した、「価値観カード」。
「売ってますか?」というお声もいただき、ここ数ヶ月、少しずつ形にしてきました。
最近は専門家の方にも入っていただきながら、制作を進めています。


このカードは、自分や周りの「大切」に気づき、これからの行動や選択のヒントになるためのものにしたいと考えています。
そもそも、どうしてこれを作ろうと思ったのか。今日はその話を少し。

大切にしたいことはあるけれど


普段、キャリアの面談をしていると「大切にしたいことが多くて、何を優先したらいいかわからない」という声をよく聞きます。
話をしていくと、少しずつ言葉になっていく方がほとんどです。ただ、納得感を持って優先順位をつけたり、数を絞るのは、限られた時間の中ではなかなか難しい。
「無理なく、嘘なく、できれば楽しく整理できたらいいのにな」
そう感じる場面が、これまでにも何度もありました。

「突然聞かれても…」


約5年前、面談でのこと。「大切にしていることって何ですか?」という話をしたとき、その方は少し考えて「うーん…」と止まってしまいました。
そして逆に聞かれました。「じゃあねえちゃんは、何が大切でこの仕事してるんだ?」
一瞬、ドキッとしました。


私はそのとき、チームスポーツをやっていた学生時代の話をしました。自分の活躍もそうだけど、チームメイトの活躍を応援するのが好きだった。バレー部でキャプテンをしていたくせに、そういう性分で。そんな自分の本質を活かせる仕事がしたいと考えたこと。


すごく立派な理由じゃないけれど、その方はほっとしたような表情で「なるほどなあ」とつぶやいて。それからぽつりぽつりと、大切にしたいことを話し始めてくれました。


この体験で改めて気づいたのは、誰かのエピソードを聴くことが、自分の考えや感覚を整理するきっかけになるということ。そして「大切にしたいこと」は、壮大な出来事から生まれるわけではなく、日常の小さな経験やちょっとしたやり取りの中で生まれ、しかも変化していくものだということ。


自分や相手のコアに触れる


このカードは、日常の中で自分が大切にしていることに気づき、これからの選択のヒントになるように、という想いで作っています。
手に取るだけで、自分や周りの人の意外な一面に触れられるものに。


こんな方に届けたいと思っています。
・親になるなど、人生の役割が増えてきた方
・チームや家族のコミュニケーションを深めたい方
・コンサルタント・コーチとして活用したい方


こうした体験を通して、自分の軸を少しずつ整理しながら前に進める時間を、誰もが作れるようにしていきたいと考えています。